院長挨拶
地域のかかりつけ医として患者さんをトータルに支えます。
地域のかかりつけ医として患者さんをトータルに支えます。
私たち勤医協苫小牧病院は、無差別・平等の医療の実現を目指しています。
いつでも誰もが安心して医療を受けられるように、経済的に厳しい患者さんも病院にかかれる「無料・低額診療制度」を実施していることが特徴です。
当院は内科・整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科を備え、急性期病棟42・回復期リハビリテーション病棟38の計80床、急性期病棟の中には15床の地域包括ケア病床を導入しています。
内科は、地域のかかりつけ医の機能が大きいと思います。特に、高齢の方はいろいろな診療科にまたがるような病気を持っていらっしゃいますから、患者さんをトータルにとらえて診察にあたっています。第一線医療機関として、専門的な診断・治療については地域の他の医療機関と強力に連携しています。健診にも力を入れ、予防から慢性疾患医療、リハビリテーション、在宅医療まで、広いスパンで一人の患者さんに対応しています。
また当院は在宅療養支援病院として、在宅医療が必要な患者さんの訪問医療を24時間対応で行っています。
整形外科は、得意とする手の外科・マイクロサージャリーの分野を重点にしながら、幅広い手術機能を担っています。
更に、この医療圏で2つしかないうちの1つである回復期リハビリテーション病棟を有し、35名のリハビリテーション技師が急性期から回復期のリハビリテーションを担い、日常生活動作の改善を図って在宅復帰を目指しています。
患者さんの立場に立つこと、家族背景や仕事、地域の中でどう暮らしているのか、患者さんをしっかり理解すること。そして、私たちがどう療養を支えていけるのか考えることを当院は大切にしています。また、世界保健機関(WHO)が進める「ヘルス・プロモーション・ホスピタル(HPH=健康増進活動拠点病院)」に加盟し、来院した患者さんの治療だけではなく、地域の人たちの健康を支えるため禁煙や健診を進める活動を行っています。当院には「健康友の会」という苫小牧から東胆振の患者さんと地域の人たちによる1万人を超える組織があり、会員の皆さんの力も借りながら健康増進活動を広げています。
私が医師として大事にしているのは、患者さんの権利を尊重することです。来院した患者さんが、診察室から出る時に少しでも気持ちが楽に(できれば笑顔に)なれるような病院でありたいというのが私の願いです。いろいろな問題を抱えている患者さんの悩みを聞き取り、医学的なことだけでなく生活面も含めて、私たちは一緒に解決の方向性を考えていきます。初めての方も、どうぞ安心して受診してください。